トレードに有利な環境整備
取引口座によってはメール通知やアラート機能等、取引画面を注視していなくても対応ができるようにサポートを行ってくれている会社があります。
しかしながらヘッドラインニュースの追跡やライブ映像の視聴、チャート分析を並行して行う事も有利なトレードを行うためには重要です。
今回は相場分析をストレスなくスピーディに行える環境整備に関してお話致します。
目次
1.最重要は安定性
重要な注文・決済タイミングを逃さないために最重要であるものは「安定性」です。
頻繁にフリーズを起こしたり、あまりにも性能が悪くアプリの動作に支障を起こすパソコンでのトレードは推奨できません。
特に危険である点は決済タイミングを逃してしまう可能性がある点で、利確であればまだ良いのですが損切では損失が想定以上に広がってしまう可能性があります。
またパソコンの性能だけでなく落雷などによる停電、ブレーカー落ちや、ルーター・モデムの不調によるネットワーク回線の遮断も要注意材料です。
これらを解消するためにトレード用のパソコンとスマートフォンを最低1台ずつは持つことが推奨されます。
(当サイト管理人は相場分析とトレードのためにパソコン3台とスマートフォン2台を利用していますが、専業トレーダーでもなければそこまで揃える必要はないと思います。)
トレード・相場分析用として安定動作を行うパソコンスペックには様々な意見がありますが、ここでは当サイト管理人が考える推奨スペックを記載しておきます。
1.裁量トレード、ライブ映像視聴、ヘッドラインニュース追跡を同一マシンで行う場合
CPU:Core i5 6600以上
メモリ:DDR4 8GB以上
ストレージ:SSD 256GB以上、HDDは応答速度の面から非推奨
ディスプレイ出力:2つ以上、デュアルディスプレイではかなり効率アップ
ネットワーク回線:光回線かつ有線である事
2.MT4、MT5等の自動取引ツールを動かすだけの場合
CPU:Pentium 2GHz以上
メモリ:DDR3 1GB以上
ストレージ:SSD 128GB以上
ディスプレイ出力:場合によっては不要
ネットワーク回線:光回線かつ有線である事
1の推奨スペックマシンは当記事最下部にある推奨ショップにて6万円前後で購入可能です。
ディスプレイも1枚1万円程度で購入可能ですので2枚揃えて置くとトレードの快適性がかなり上昇します。
2の推奨スペックマシンであれば3万円以下でも候補があります。
こちらはリモート接続で操作を行う事も考えられますので、場合によってはディスプレイ出力すら不要です。
2.コストは安く
トレードにおいてのパソコン選びはゲームのように高スペックを求められるわけではないですので、とにかくコスト面を安く抑えたいところです。
また安定した動作が必須である点からパソコントラブルが起きた時にすぐにサポートをしてくれるショップでの購入が重要となってきます。
候補として上げられるパソコンは以下のように分類されます。
1.有名メーカー製パソコン
デザインがよくサポート期間が長い点が特徴です。
ただし不要なアプリケーションがインストールされていたり、価格が高価である点がネックです。
2.BTOパソコン
ショップオリジナルブランドで作られたパソコンです。
不要なアプリケーションはインストールされておらず、パーツのカスタマイズも可能、価格も安くサポートを延長・強化することも可能であるため、当サイトではこちらを推奨しています。
記事最下部にBTO最大手のショップを紹介しています。
3.自作パソコン
パーツ1つ1つを全て自分の手で選んで作ったパソコンです。
有名メーカー製パソコン・BTOパソコンでは難しい用途に特化したパソコンを作ることが可能ですが、サポートが無いためトラブル対処は全て自分で行う必要があります。
よほど知識があるのでなければトレーダー向けパソコンとしては推奨できません。
3.推奨ショップ
九十九電機[ツクモネットショップ]
日本のパソコン量販店チェーンストアであり、東京の秋葉原を本拠地としています。
BTOパソコンだけでなくメーカー製パソコンも非常に安く購入できることが特徴で、用途に応じたカスタマイズパソコンも豊富に取り揃えられています。
お名前.comデスクトップクラウド
パソコンショップではありませんが、クラウド上でMT4を安定稼働させるために開発されたVPSサーバーです。
利用状況によっては自宅にパソコンを買うよりお得に自動取引ツールを運用することが可能です。