【相場レポート】米国経済指標はマチマチだが悪くない数字、ダウ、S&P500はわずかに上昇(2020年08月15日01時45分配信)

主に影響が出ている材料
・米小売売上高は市場予想を下回るも小売売上高(除く自動車)や設備稼働率、ミシガン大学消費者態度指数にプラスの反応、米景気回復見通しが良化
・株価指数はマチマチであるものの円買いの反応
・トランプ大統領は「世帯や州、地方政府に資金を供給する用意」と今までの態度を変更
・米中第一段貿易合意検証が6ヶ月間延期の可能性
・リスクオンでの円買いやドル売りに関しては以下の記事を参照
初心者ガイド:リスクオン・リスクオフでの相場の動きに関して

結果
・NYダウ、S&P500がわずかに上昇もNASDAQはマイナス圏
・米ドル/円レートは一時106.50円を割り込む
・金価格は一時1960ドル付近となるが方向感が定まらずレンジ、しかし大きく下げる材料は今のところない

今後の予想
経済指標がまちまちである点、米共和党と民主党の協議に進展が見られない点から方向感が出にくい
トランプ大統領の発言でカネ余りの動きが加速する可能性もあるが、上記理由により何とも言いにくい展開
週末持ち越すつもりでなければ一旦様子見も

一部報道によると米中貿易合意の検証は6ヶ月間延期とのことだが、関係筋による発言なので実際はどうなるか不明
15日には米中閣僚級協議の材料が出る可能性がある
持ち越す場合は要注意