FX初心者のためのガイド
FXを始めて売買のやり方は理解したが、どういったタイミングで売買を行えばいいのか、何を見ればいいのかわからないといった方向けのガイドです。
書籍に書かれているざっくりとした説明ではなく、具体的にどれを見ると良いという一例を示します。
(あくまで一例であり、トレードに慣れた後はご自身の手法の確立を目指してください。またこの手法で確実に勝てるというわけではありません。)
目次
1.多すぎる材料の精査
FXのニュース各社の配信は非常に速報性が高く判断材料となりますが、さほど重要でない情報も数多く含まれます。
まずは取引する通貨ペアが誰の発言やどういった材料をもとに動いているのかという事を調べましょう。
例:
2020年08月01日、ドル円の動きに影響を与えている材料
・新型コロナウイルスによるアメリカ、日本経済の悪化
→感染者数の推移(過去最大、増加傾向、減少傾向)
→企業活動の変化(航空会社が業務停止等)
→要人のウイルス感染(政治や経済に関わる重要人物が感染した等)
・政府・中央銀行が行う景気対策
→米国での中小企業向け貸付支援、給付金、金利引き下げ(ドルの価値が下がるため円高に向かいやすい)
→日本での感染者数増加(今後日本の対応がわからないため円安になりやすい)
・ワクチン情報
→ファイザー、モデルナなどの企業が発表するワクチン治験の結果、提供時期等(株価上昇とリスク選好で円安になりやすい)
・米中対立
→米国が中国に対して制裁を行う(リスク嫌気のため円高になりやすい)
・要人とは誰か
→アメリカだとトランプ大統領、ムニューシン米財務長官、パウエルFRB議長、ファウチ所長等
→日本だと安倍首相、麻生財務相、黒田日銀総裁、加藤厚労相等
・関係者発言には要注意
→匿名であるため後からひっくり返される可能性がある
2.取引時間帯に関して
FXは24時間トレードが可能ですが、それぞれの通貨が動きやすい時間帯があります。
また時間帯ごとに流れが変わる事もあるため、取引する時間帯は意識しましょう。
日本時間・・・日本時間09:00~15:00
日本に関する経済指標発表や要人発言が出やすく、円に関する動きが大きくなる。(と言っても最近日本のアプローチで円相場が動く事が少ないため、トレーダーによっては日本時間は寝ているという人も)
欧州時間・・・日本時間16:00~24:00
欧州に関する経済指標や要人発言が出やすく、ユーロやポンドの動きが大きくなる。
日本時間の流れが変わる事もあるため要注意な時間。
米国時間・・・日本時間21:00~06:00
米国に関する経済指標や要人発言が出やすく、また市場が大きいため相場の動きもとても大きくなる時間。
トレーダーによってはこの時間だけトレードを行うという人もいるくらい重要。
3.ノイズはどんな相場でも必ずある
大きな材料が出ており相場に一定の流れが出来ることは「トレンド」と呼ばれます。
基本的にはトレンドが向いている方向に売買をしていれば問題ないのですが、要所要所で利確損切が行われたり、新たなエントリーが行われたりしています。
これらの注文・決済によって相場には波が発生し、これをノイズや調整と呼ぶことがあります。
そのため突然値動きが変わった時はただの調整なのか、それとも本格的に相場の動きが変わる材料が出てきたのか調査する必要があります。
注意すべきはTwitter等で発信される要人発言、大きなニュースサイトからのサプライズ情報です。
こちらは時間帯に関わらず発表される可能性がありますので、Twitterリストに登録し常時監視しておくのがよいかと思います。
当サイトでも便利なTwitterリストをご用意致しました
これだけは見ておきたい!要人発言や相場に影響のあるニュース
4.まとめ
あまり最初から大量にあると大変ですのでこれだけはという点です。
- 現在世界で起きている大きな事件の把握
毎朝本日の経済指標や世界情勢をまとめた記事を配信しております
もしよろしければ当サイト公式Twitterをフォローお願いいたします
公式Twitter:https://twitter.com/FxcfdT - 取引時間付近にある重要な経済指標のチェック
- チャートを15分足→1時間足→4時間足→日足と動かし、相場が一定方向に動いているのか、それともある一定の範囲内で動いているのかをチェック(もし一定範囲内で動いているのであれば、その範囲から出ようとする値動きには注意)
- 著名人や大手ニュースサイトをフォローしたTwitterアカウントの用意
- 速報性の高いニュースアプリ(証券会社が用意してくれているもので大丈夫です)を用意
- 最初はシンプルな機能の口座がオススメ
–DMM FX 紹介ページはこちら
–CFD(株価指数・原油・貴金属のトレード用)に関する紹介ページはこちら
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